ネスティング設計の様子 航空機の内装品には、ギャレー(旅客機用厨房設備)、ラバトリー (化粧室)、コックピットインテリア、シートなどがあります。 使用される航空機部品は、「軽量」「耐久性」「不燃性」が 絶対条件であり、航空機生産には、厳しいレギュレーションが 課せられ、作成するドキュメントも多種にわたります。 金属は、軽量のアルミ材が多用されます。 当社は、アルミの板材・型材の機械加工、接着を伴う組立加工を 行っています。当社の機械加工は、CAD/CAMに関する知識・ ノウハウの蓄積によって支えられています。 |
|
|
タレットパンチプレス(通称タレパン) コンピュータにより、板材から形状の異なる多くの部品を 切り出す加工機です。 多くのパーツを一度にカットできれば良いのですが、 アルミの特性を理解しつつ、生産工程や、出荷する納期も 考慮しつつ、効率的にネスティングを行うには、経験と ノウハウが必要なのです。 将来、このアルゴリズムをAIに移行できればと考えています。 |
非接触ツール「エアフック」の製造・販売 「今までは航空機のことばかり考えてきたけど、私たちの技術力や加工ノウハウは世界にも通じるはず。 それをいろんな方々の生活に役に立つ製品として、社会に貢献できるものを作れるのではないか?」 という想いから、トップダウンで検討・試作を開始したのです。
|
|
|
|
「エアフック」の誕生
非接触ツールが、私たちの加工技術やノウハウを 最も活用できると確信し、プロジェクトを始動させました。
|
航空機部品と同様の軽量化、頑丈さ、持ち運びやすさ、 安全性、劣化のしにくさなど、様々な観点から 検討・試作を繰り返し、製品化したのです。 更に、航空機の彫刻、レーザー打刻により、 パーソナル・ユースに対応致しました。
|
|
TOPに戻る |
|
コロナ対策・飛沫防止機材の製造 社長がテレビを見ていた時です。 コロナ対策として、アクリル板のタテ板が映し出されていました。 「ウチだったら、もっと飛沫が飛ばないようにでいるのに。」 というのも、アルミ加工の技術は、アクリル板の加工にも 応用がきくので、端の部分を湾曲させれば良いと考えたのです。 多くの会社は、単なる衝立を作っていました。 しかし、当社であれば、飛沫をぐっと抑えられる形状を 実現できるのです。 早速、サンプルを製造し、金融機関に相談すると、 「これは良い!」との評価を得て、介護施設を皮切りに、 学校にも納入を開始することができました。 → ボードの右上部分に注目。 光の反射で内側に湾曲していることが分かります。 眼にも優しい加工で、飛沫を防ぎます。。 → ボードの支えは、得意のアルミ加工。 |
|
|
ヒンジに見る職人の技術 左図のアルミ製部品は、ヒンジです。 しかし、家のドアに使われるような、DIYで販売されて いるようなものを想像しないで下さい。このヒンジ、実は、航空機のラバトリーのドアに 使われるものと同等品なのです。 航空機の化粧室のドアは、何百万回も開け閉めされますが、 決して「ギイギイ」と鳴りませんよね。 それは何故か? アルミが歪んだり、開閉部がたわんだりしないように、 精密にアルミを加工し、しっかり組み立てているからです。 このようなところに、メイドインジャパンの 職人魂が、反映されています。 こうして、「折り畳み式・飛沫防止ボード」が 生産されています。 |
|
TOPに戻る |
|